皆様、こんにちは。Zscalerセールスエンジニアの武井と申します。
まだまだ暑い日々が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
このブログシリーズでは、2023年 9月15日に開催される Zenith Live '23 Tokyo の Breakout Session のご紹介を、シリーズで各セッションスピーカーからお送りさせていただきます。
第4回は、私の担当セッションである ”拠点間通信やサーバー・IoT/OT領域へのゼロトラスト接続の拡大” についてご紹介します。
過去数十年にわたり、ビジネスや技術の進歩とともに企業の働き方は変化してきました。元来、組織と働く場所は切っても切り離せない関係で、従業員は会社へ出社して働くのが一般的でした。
ネットワークの進歩とともに拠点間を接続することができるようになると、本社と各拠点をネットワークでつなぐことで、生産性が向上し従業員の働く場所も拡大していきました。さらにVPN技術の導入より、拠点外の従業員も仮想的に社内ネットワークに入ることが可能となり、働く環境は複雑化してきました。ところがその一方で企業の管理しなければならない設備も増加し、設備投資計画の入念な検討やそれに伴う運用負荷の増大、不正アクセスなどのセキュリティインシデント対策など、生産性の向上と引き換えに様々な問題が発生するようになりました。昨今ではデジタルトランスフォーメーションによる業務システムのクラウド移行、コロナ禍をきっかけとしたリモートワークの一般化など、ますます複雑化したハイブリッドな環境の中で、企業は生産性とセキュリティをどのように両立させるかが課題となっております。
そこで脚光を浴び始めたのがゼロトラストによる場所に囚われないセキュリティであり、昨今様々な企業様が中長期の経営計画の一環としてインフラ改革に伴うネットワークの刷新を進めており、自社にとっての理想像を目指したゼロトラストセキュリティの段階的移行に取り組んでいらっしゃいます。既に多くの企業様では、ゼロトラスト接続による従業員や外部業者への社内リモートアクセスのご検討やご導入は実施されている認識ですが、一方でサーバーやIoT/OT機器、クラウドのワークロード・インスタンスに対してはSD-WANによるネットワークの最適化に留まり、ゼロトラスト接続はこれからというのが実情かと存じます。
一般的なSD-WANではVPN技術を応用した仕組みとなり、ネットワークの肥大化・複雑化による運用管理面の課題、機器の脆弱性リスクやマルウェア拡散などのラテラルムーブメントのセキュリティ面の課題は残り続けることになります。そのため、将来的にこれら領域に対してどのようにゼロトラストを適用していくかという問題がございます。
本セッションでは、ゼロトラストの接続性をいわゆるユーザーの通信のみではなく、拠点間通信やデータセンター・クラウド上のサーバーやIoT/OT機器にも適用可能なZscaler Branch Connector（拠点およびデータセンター向け）とZscaler Cloud Connector（IaaS向け）のご紹介をさせていただきます。
Zenith Live ‘23 Tokyo へのご参加を心よりお待ちしております。
≪Zenith Live '23 Tokyo セッション紹介シリーズ≫
第1回 ゼロトラストを成功に導くゼットスケーラーアーキテクチャの7つの要素
第2回 事業継続を下支えするZscalerのCloud Resilience
第3回 Zscalerが提供するデジタルエクスペリエンスの進化
第4回 拠点間通信やサーバー・IoT/OT領域へのゼロトラスト接続の拡大
また弊社のプリンシパル セールスエンジニアの笹川がラスベガスで参加したZenith Liveの内容をブログにまとめました。こちらも覗いてみてください。
→Zenith Live 2023 米国ラスベガス 現地レポート
